先日指示されたミッションは肖像写真
上司のピンチヒッターで行くことになったけれど、肖像写真って?
その方の人柄を最大限に表現できるよう、自分の持てる技術で撮影してくることでしょうか?どうなの?と思い、いろいろ調べてみました。完成した写真は歴代の方の肖像写真と並べて飾っていただけるわけですから緊張します。
肖像写真家で中岡泰博氏という大変有名な方がいらっしゃいます。
彼はスタジオではなく取材先での撮影が基本なので日常生活の風景が背景になります。
ブログから抜粋させていただきました。
被写体は導いてあげないといけない、ちょうど役者と監督の関係のようなもの。
人を撮影する場合に一番大切なのが監督としてのコミュニケーションスキル、
そして背景や光の処理のセンスなのだと思う。
カメラマンによってはライティング技で自分らしさを出す人、
フォトショップ技で自分らしさを出す人がおりますが、
私の場合はそういう形にハマったスタイルはなく、
その場でベストな背景や光を活かす方法を使っています。
なるほど・・・技術や撮影センスはもちろん、コミュニケーション能力が問われるのですね。
一方、こんな肖像写真を撮るには大胆な行動も必要です。
ものすごい威厳と迫力ですね・・・体に穴があきそうです
この方もピンチヒッターで撮影に挑んだのだそうです。
ユーサフ・カーシュという写真家がイギリスの宰相ウィンストン・チャーチルのトレードマークだった葉巻を取り上げ、激怒した瞬間を撮影したものだそうです。この肖像写真がチャーチルの威厳ある姿を表現していると言われ、無名だったカーシュが一躍有名になったものです。
チャンスをものにした、実力が認められた一枚ですね。
これほどまでに一流有名な方の肖像写真を任されて撮影するわけではありませんが、知っているのと知らないのとでは気持ちも違いますから、その方の働く環境について最低限調べてから撮影に挑みたいと思います。
そのあとのイベントは好きに楽しんで撮ってきていいから!との嬉しい言葉もいただきましたから少しは気がラク?かどうか?実際はそうでもないですが・・・